しかし、カカオが「第2の大株主」の地位を確保すると明らかにするやいなや、イ・スマン氏は直ちに反撃に乗り出した。
イ・スマン氏は7日、法務法人ファウを通じて「経営権紛争が進行中の状況で共同代表取締役が主導するSMの取締役会が、第3者に新株と転換社債を発行することは明らかに商法と定款に違反する行為」として仮処分申請を申し立てた。
◇反旗を翻したイ・スマン氏…BTSのHYBE参戦
こうしたなか、BTS所属会社であるHYBEがイ・スマン氏に味方する「白騎士」として乗り出した。
HYBEは10日、SM普通株352万3420株(14.8%)を1株当たり12万ウォンで取得する株式売買契約を締結したと発表した。総額4228億ウォン規模だ。
取得予定日は3月6日であり、イ・スマン氏とその特殊関係人が保有する発行会社系列会社「ドリームメーカーエンターテインメント」の持分とSMブランドマーケティングの持分を買収する予定だ。
HYBEは今回の持分買収でプットオプション(一定の期間内に決められた数量を決められた価格で売る権利)契約も結んだ。企業結合承認を受けた時点、または取引終結日から1年になる時点のうち、早く到来する時点から1カ月以内に筆頭株主だったイ・スマン氏が、発行会社、すなわちSMの残余株式に対してプットオプションを行使できるようにしたのだ。
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