韓国ネット大手カカオが、芸能プロダクション「SMエンターテインメント」の持分9.05%(2170億ウォン規模)を確保し、第2の大株主に浮上する。カカオは世界的な認知度を持つSMエンターテインメントのK-POPアーティストと知的財産権(IP)を活用して、グローバルコンテンツ市場攻略に拍車をかける。
カカオはSMの第3者割当有償増資の形で4.91%(123万株、1119億ウォン相当)の持分を確保し、転換社債の買収で4.14%(114万株、普通株転換基準で1052億ウォン相当)を追加で確保する。
カカオとSMは、カカオエンターテインメントとともに、K-コンテンツ分野で相乗効果を出す。カカオエンターテインメントは先月12日、サウジアラビアやシンガポールなどの海外の政府系ファンドから1兆2000億ウォン規模の投資を誘致した。カカオエンターテインメントは投資金をカカオ共同体の「ビヨンドコリア」戦略に合わせてグローバル拡張に投入すると明らかにしている。
カカオは「カカオエンターテインメントはストーリー・ミュージック・メディアなど多様な分野で企画や制作・プラットフォーム・アーティスト事業を進めている。グローバル韓流やK-POP代表アーティストを保有したSMとの相乗創出を期待する」と説明した。
ただ、SMと最近決別した、創業主であり筆頭株主であるイ・スマン総括プロデューサーが今回の持分売却に反発して法的措置を予告しており、また別の火種になる可能性がある。
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