韓国ネット大手カカオが昨年の売り上げ7兆1068億ウォン(約7200億円)のうち、海外で売り上げた金額は1兆3986億ウォン(約1420億円)で、初めて1兆ウォンを突破した。前年(6324億ウォン)比121%増だった。カカオの事業報告書で明らかになった。
地域別では中国、日本、台湾などが含まれたアジア地域の売り上げが9165億ウォンで最も多かった。昨年のアジア地域の売り上げ高は5609億ウォンにとどまっていた。
カカオのアジアの売り上げが大幅に増えたのは、カカオゲームズの代表的なゲームであるオーディンの台湾での売り上げが増加した影響が大きい。
カカオピッコマを中心に、カカオエンターテインメントのストーリー事業部門の成長傾向も売り上げ上昇に寄与した。日本で高いシェアがあるカカオピッコマの昨年の売上高は5312億ウォンだ。
北米地域での売り上成長の勢いも目立った。昨年の北米での売り上げ高は2804億ウォンで、前年(326億ウォン)に比べ760%も増加した。カカオが買収したタパス(Tapas)などの売り上げが寄与し、エンターテインメント事業の成長傾向が実績を引き上げた。
カカオ関係者は「カカオエンターテインメントのストーリー事業、主要OTT映像制作の売り上げの増加、アーティスト公演やマネジメントの売り上げが増えた。カカオゲームズの子会社であるセナテクノロジー(SENA TECHNOLOGY)の新事業の売り上げも増加した」と説明した。
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