
韓国IT大手ネイバーが、自律走行ロボットと生成AIの両分野で本格的な成果を挙げ、AI事業の強化に乗り出した。
子会社ネイバーラボの屋外走行ロボット「Lungo」が韓国で初めて屋外走行の安全認証を取得したほか、ネイバークラウドはテキスト・画像・音声を同時に理解・生成できる次世代型「オムニモーダルAI」モデルを発表した。
ネイバーラボが開発したLungoは、歩道や横断歩道、広場など公共の屋外空間を自律的に走行可能なロボットで、最大速度は時速5.4km、積載量は10kgまで対応。体重は135kgだ。韓国ロボット産業振興院から屋外移動ロボット運行安全認証を取得し、信号のない横断歩道も、遠隔監視の下で自律走行が可能となった。
現在、ネイバーの第2社屋「1784」では室内配達ロボット「Rookie」ではシャトル型自動運転車「ALT-B」が運用中だ。Lungoは両者の技術を融合し、歩道など屋外での走行を目指している。
ネイバー関係者は「まだ商用化には至っていないが、Lungoが認証を取得したことでサービス提供エリアを屋外にまで拡張可能になった」と説明している。
一方、ネイバークラウドは、検索・Eコマース・コンテンツ制作など幅広い分野で活用できる次世代AIモデル2種を発表した。
1つは、既存モデル「HyperCLOVA X」を拡張した「ネイティブ・オムニモデル」で、テキスト・画像・音声を単一モデル内で同時に学習・生成可能。従来の「マルチモーダルAI」では別々に学習したデータを後で結合する方式だったが、これに比べ一段と高精度な処理が可能だ。
もう1つの「推論モデル」は、視覚・音声・ツール操作などの能力を統合し、複雑なタスクにも対応可能なオムニモーダル・エージェントを実現。同モデルは2025年度の韓国大学修学能力試験でも、主要科目すべてで1級(最上位)を取得。試験問題の画像を直接読み取り、理解・解答した。
ネイバークラウドAI責任者のソン・ナクホ氏は「AIモデルを巨大化しても、データの多様性がなければ偏った性能しか出ない。感覚の拡張と推論力の強化によって、真に“使えるAI”へと進化させていく」と述べた。
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