韓国ネット大手ネイバーが、視覚特殊効果専門会社「ジャイアントステップ」の持分160万株のうち半分に当たる80万株を売却する一方で、両社が共同開発した仮想人間(バーチャルヒューマン)「イソル」事業は続けている。
ネイバーはジャイアントステップに対し、2020年9月に70億ウォンを投資、2021年12月には有償増資への参加で70億ウォンを投資して持分を増やした。
ジャイアントステップは2008年6月に設立され、2021年3月に技術特例として、韓国新興のコスダック市場に上場した。その後、メタバースのリーディングストックとして浮上し、急激な成長を遂げた。
グローバル市場調査会社によると、仮想人間市場は2020年の100億ドル(約1兆3297億円)規模から2030年には5275億8000万ドル(約70兆円)規模に成長すると考えられている。
ネイバーはこうした市場の成長性と自社事業との連携を考慮して、ジャイアントステップの持分を売却するものの、仮想人間事業はこれまで通り進める方針だ。
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