韓国のユーチューバー、ピョ・イェリムさん(27)が10日、SNSに自殺をほのめかす映像をアップした後、亡くなっているのが見つかった。ピョさんは小・中・高校の12年間にわたって校内暴力の被害を受けたことをユーチューブなどで明らかにしていた。
ピョさんは10日、釜山(プサン)市釜山鎮区の水源地で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
韓国では今年、壮絶ないじめに対する復讐をテーマにしたソン・ヘギョ主演のNetflixドラマ「グローリー」が大ヒットしており、ピョさんの告白は「現実版グローリー」として注目を集めていた。
ネットでは加害者として名指しされた人物に関する情報がさらされる一方、ピョさんが告白した被害について「根拠のない主張だ」と非難する声も上がっていた。
ピョは最近、自身のユーチューブチャンネルに、こうした非難から受けた苦痛を吐露したうえで「もう楽になりたい」などと話していた。ピョさんは今年4月にも自身の仕事場で自殺を図っていた。
警察当局はピョさんの交友関係などを調べ、死亡に至る経緯を捜査している。
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