
韓国の均一価格ショップ大手「ダイソー」が、化粧品大手「LG生活健康」出身のキム・ヒソン氏を新たに役員として迎え、ビューティー事業の本格的な拡大に乗り出す。
キム・ヒソン常務は、ビューティー業界で長年の経験を持ち、LG生活健康では化粧品のマーケティングを統括してきた人物。今後ダイソーのビューティー事業を牽引していく。
ダイソーは近年、「CJオリーブヤング」の強力なライバルとして台頭し、「新たなビューティーの聖地」として注目を集めている。
アモーレパシフィックのスキンケアブランド「mimo by MAMONDE」は、ダイソー入店からわずか4カ月で累計販売100万個を突破するなど、高い人気を誇っている。
また、VTコスメティックの「リードルショット」や、SON&PARKの「カラーバーム」など、過去に品切れ騒動を巻き起こした商品もダイソーで「第2の全盛期」を迎えた。
ダイソーのビューティー事業は、最高でも5000ウォンという圧倒的なコストパフォーマンスを武器に、爆発的な成長を見せている。
2024年1月から12月までのダイソーにおけるビューティー商品の売り上げは、前年同期比で約144%増加。スキンケアなど基礎化粧品は200%、メイクアップなど色物化粧品は80%の売り上げ増となった。
実際に、韓国国内の大手メーカーから中小インディーブランドまで、ダイソーへの入店を目指すブランドが後を絶たない。ダイソーが現在展開している化粧品ブランドは、2024年末時点で約60ブランドに達している。
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