メンタルヘルスケアの韓国スタートアップ「ブルーシグナム(BLUE SIGNUM)」が2021年3月に発表した感情日記アプリ「毎日まめ(豆)―1日を記録する最も簡単な日記」が4月末に世界でのダウンロード500万件を突破した。豆の絵文字でその日の気分を絵文字で表現することが受け、利用者が世界176カ国に広がっている。
同社は2019年11月の設立で、オーダーメード型心理・精神健康サービスを提供している。「毎日まめ」は絵文字だけでなく、簡単なメモや写真も入力できるのが特徴だ。ユーザーが入力した内容は週間・月間単位で一目で見ることができ、簡単に自分の感情の起伏などを把握することができる。
最近は日常用心理ガイドアプリ「Moodee(ムーディー)」を新規発売した。ユーザーの記録をもとに多様な心理治療コンテンツを提供することで、感情を調節する能力を育てるものだ。同社のユン・ジョンヒョン代表は「会社のビジョンは、世界の人々が憂鬱な日に真っ先に思い浮かべる企業になること。達成のためのサービス開発と成長に拍車をかける」と話した。
投資家の関心も集めている。ブルーシグナムは最近、13億ウォン(約1億3700万円)規模のフリーシリーズA投資を誘致したと発表した。ベンチャーキャピタル大手「韓国投資パートナーズ」が新規に参加し、投資サービス「スプリングキャンプ」が後続投資をした。このほかにも投資を受け、累積誘致金額は計21億ウォンに上る。
スプリングキャンプのチェ・ホンギュ審査役は「ユン・ジョンヒョン代表は精神の健康問題を解決したいという強い意思があり、夢も大きかった。事業をしようとする姿勢もしっかりしている」と評価している。
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