
韓国のアイウェアブランド「ブルーエレファント」が、デザイン模倣疑惑を巡り公式見解を発表した。問題となっているのは、同じく韓国発の人気ブランド「ジェントルモンスター」との間で生じた法的紛争だ。
ブルーエレファントは「問題となった製品の中には、不正競争防止法上で保護が難しいものも含まれている」と主張。「本件は意匠法の問題ではなく、不正競争防止法違反の有無が争点だ」と説明した。
焦点となるのは、未登録商品の形状が例外的に保護される要件である「形態的特異性」を備えているかどうかだ。韓国の不正競争防止法は、他人の商品形態を模倣する行為を不正競争と定める一方で、「通常備わる形態」は保護対象から除外している。
ジェントルモンスターを運営する「アイアイコンバインド」の製品が、一般的範囲を超える特異性を持つかが争点となる。
ブルーエレファントは、相手側が指摘した「3Dスキャンで99%一致」との主張についても反論。「単に類似しているという意味に過ぎず、法的保護に値する特異性を示すものではない」との立場を示した。ファッション眼鏡は既存の形状から大きく逸脱しにくく、市場で意匠登録がなされるケースも多くないと説明している。
さらに、同一工場で製造しているとの指摘や、系列会社によるバイラルマーケティング疑惑も否定した。消費者が店舗で製品を比較し、動画投稿アプリにレビューを投稿したことが自然に拡散したものであり、虚偽情報の流布を依頼した事実はないとしている。
販売を中止した一部製品については、証拠保全のため在庫を保管しているだけで、再販売の意思はないと明らかにした。
収益面についても説明し、2025年の監査済み財務諸表基準で営業利益率は5.4%にとどまると公表。研究開発投資なしに過度な利益を得たとの疑惑を否定した。
これに先立ち、アイアイコンバインドは2024年12月、同社を不正競争防止法違反の疑いで刑事告訴している。大田地裁は2月13日、ブルーエレファントの前代表に対する逮捕状を発付した。
前代表は道義的責任を取り辞任。最高財務責任者と最高法務責任者が共同代表に就任した。ブルーエレファントは「違反が認められれば責任を回避しない」とし、損害が認定された場合には誠実に協議に応じる方針を示している。
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