韓国サムスン電子と米アップルの「ペンシル競争」が始まった。アップルは前作から価格を下げたアップルペンシルで選択の幅を広げ、サムスン電子は性能と互換性を高めたSペンを投入した。
アップルは5年ぶりにアップルペンシルの新作を公開した。USB-C充電端子を搭載し、価格も従来より20~39%ほど下げた11万9000ウォン(約1万3000円)に設定した。USB-CポートがあるすべてのiPadと互換性があるのが特徴だ。
ただ、2018年の前作の機能が一部なくなり、無線ペアリングや充電は支援されない。筆圧感知機能やペンをタッチして筆記道具などを変えるダブルタップ機能もなくなった。
これはやや高い価格だったアップルペンシルへ新たな利用者を引き寄せるため、価格に合わせて機能を一部減らしたものとみられる。
スタイラスペンでアップルより力を入れてきたサムスン電子は10月18日、「Sペンクリエイターエディション」の国内発売を発表した。Sペンクリエイターエディションはデジタル学習、個人創作活動などでの図面と筆記に最適化された製品だ。
このSペン一つでスマートフォン、タブレット、ノート型パソコンを操ることができるという特徴がある。また、最大60度の傾きまで感知し、筆圧も4096段階に細分化して本物のペンのように文や絵を描くことができる。
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