韓国サムスン電子の日本法人「サムスン電子ジャパン」は5月29日、サムスンの最新情報を提供する「Samsung Newsroom Japan」を開設した。世界47番目の「Samsung Newsroom」だ。日本市場で広報を強化する。
サムスン電子は、日本でギャラクシーやスマートフォンなどの端末機やウェアラブル製品、5Gなどの移動通信基地局事業を展開している。サムスン電子は「Samsung Newsroom Japan」を通じて迅速に報道資料やイメージ・動画など多様なコンテンツを持続的に公開する方針だ。
サムスンが日本で広報を強化する背景には、スマートフォン市場での地位を強化し、1位のアップルとシェア格差を縮めるためとみられる。
サムスン電子は昨年、ギャラクシーS23シリーズを発売したが、日本での販売製品に「Galaxy」の代わりに「SAMSUNG」のロゴを再び入れた。2016年に日本での反韓感情を考慮し、ギャラクシーS6の発売時から日本で「Galaxy」のロゴを使用してから8年での変化だ。
その後、日本国内でサムスン電子のスマートフォンのシェアは減少傾向を示した。グローバル市場調査会社のIDCによると、日本のスマートフォン市場で2023年のシェアは▽アップル(51.9%)▽シャープ(10.9%)▽グーグル(10.7%)▽サムスン(6.3%)――の順だった。サムスンのシェアは2022年(9.1%)から昨年は2.8ポイント減少した。 一方、3位のグーグルは2022年の1.5%のシェアから9.2ポイント上昇した。
グーグルは昨年初め、ドコモとの提携効果でシェアが拡大したとみられる。また、日本のメーカー「FCNT」がレノボに買収され、京セラグループがスマートフォン事業から撤退したことも影響を及ぼした。
サムスン電子ジャパンの小林謙一・最高マーケティング責任者(CMO)は「サムスンの新製品、サービス、開発者インタビューなど情報を速かに提供する」と明らかにした。
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