韓国のサムスン物産ファッション部門はこのほど、今年第1四半期(1~3月)の売り上げが前年同期比11%増の5260億ウォン(1ウォン=約0.1円)、営業利益は35.7%増の570億ウォンだったことを明らかにした。昨年史上初めて売り上げが2兆ウォンを超える「2兆クラブ」に名を連ね、今年も実績が堅調に推移していることを示した。
サムスン物産ファッションは2016年から不振なブランドを整理し、体質改善に集中した。MVIO、ラベノマに始まり、看板ブランドだったBeanpole Sportも撤退。グループの母体事業である織物事業から退いた。
同時に独占輸入しているブランドマーケティングに邁進している。AMI PARISやメゾンキツネ、ルメールなど海外輸入の新ブランドを育てる戦略が奏功し、業績が回復した。
サムスン物産側は「景気鈍化が憂慮される中、持続的な商品力改善、販売や事業構造効率化などで堅調な実績を達成した」と話した。
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