韓国の製薬・バイオ業界が今年初めて「2兆クラブ」時代を開いた。サムスンバイオロジクス(SAMSUNG BIOLOGICS)は第3四半期の累積値ですでに2兆ウォンを達成し、セルトリオン(CELLTRION)とセルトリオンヘルスケア(CELLTRION HEALTHCARE)も有力な状況だ。
サムスンバイオロジクスは連結決算で第3四半期累積の売り上げ2兆358億ウォン(約2130億円)を記録し、初めて年2兆ウォンを越えた。主要事業である原料医薬品委託生産事業(CMO販売量)と委託研究開発事業(CDO)などで利益が増え、ウォン安の影響も大きかった。今年4月からサムスンバイオエピス(SANSUNG BIOEPIS)を買収合併(保有持分100%)した影響もあった。
サムスンバイオロジクスは、世界最大規模のバイオ医薬品生産施設を利用して、グローバル企業から委託開発生産(CDMO)事業を拡大していく計画だ。先月竣工した第4工場をはじめ、今後第5~6工場も建設する予定であり、実績はさらに増える見通しだ。
バイオシミラー(BIOSIMILAR)と新薬を開発するセルトリオンは、今年2兆クラブ加入が有力だ。連結決算第3四半期の売り上げが1兆7733億ウォンで、2兆ウォンまでわずか2267億ウォンだ。
韓国投資証券は、セルトリオンの今年の売り上げを2兆4500億ウォンと予想した。昨年の売り上げ1兆9120億ウォンに比べ28%増加した。サムスン証券は2兆4010億ウォンと予測した。
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