2026 年 4月 10日 (金)
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韓国サムスン、半導体好況の裏でスマホ事業苦戦…ギャラクシー収益悪化

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韓国のサムスン電子が半導体好況を背景に過去最高の業績を記録する一方で、スマートフォン事業は収益悪化に直面している。「半導体スーパーサイクル」が、逆にモバイル部門の重荷となる構図が浮かび上がった。

同社の2026年1~3月期は、売り上げ133兆ウォン(約14兆6300億円)、営業利益57兆2000億ウォン(約6兆2920億円)と、いずれも過去最高を更新した。しかし市場では、スマートフォンなどを手がけるMX(モバイル体験)・ネットワーク部門の営業利益は約2兆ウォン台(約2200億円)にとどまり、前年同期比で半減したとみられている。

背景には、メモリー価格の急騰による部品コストの上昇がある。AI需要の拡大で半導体価格が急上昇する「チップインフレーション」が進み、スマートフォンの収益性を圧迫している。

実際、同社は最新モデル「ギャラクシーS26」の価格を前モデル比で最大約30万ウォン(約3万3000円)引き上げた。最上位モデルは250万ウォン(約27万5000円)を超える高価格帯となり、消費者負担の増加も懸念されている。

2025年1~3月期には「ギャラクシーS25」シリーズの好調な販売が業績を支えたが、今回は状況が一変した。半導体が利益をけん引する一方で、モバイル部門はコスト増の影響を強く受ける結果となった。

もっとも、一部では楽観的な見方もある。製品構成の改善や為替効果、コスト削減により、想定以上の利益を確保した可能性も指摘されている。

ただ、メモリー価格の高騰の影響は今後さらに強まる見通しで、スマートフォン事業にとっては厳しい局面が続く可能性が高い。

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