韓国のサムスン電子が今月末、「One UI 6.1ソフトウェア」のアップデートを通じて旧モデルへの「ギャラクシーAI」の支援を拡大、人工知能(AI)の追加搭載と普及型ラインナップ拡大戦略で市場攻略に乗り出す。
サムスン電子が明らかにしたアップデート対象は「ギャラクシーS23シリーズ」「ギャラクシーS23FE」「ギャラクシーZフリップ5・Zフォールド5」「ギャラクシータブS9シリーズ」など。
同社のノ・テムンMX事業部長(社長)は今年初め、年内に1億台以上のギャラクシー機器にAIを搭載すると明らかにしていた。
背景には、旧型スマートフォンのアップデートで競争が激しいAI市場での影響力を拡大すると同時に、オンデバイスAIフォンの地位を強固にする意図がある。
ノ社長は先月、寄稿文で「モバイル機器がAIの最も重要な出発点であり、ギャラクシーが幅広い製品ポートフォリオなどを土台にモバイルAI時代を開くだろう」と語ったこととも軌を一にする。
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