韓国・仁川(インチョン)市桂陽(ケヤン)区でコンビニエンスストア店員を刺殺した後、位置追跡電子装置(電子足輪)を外して逃走している男(32)が、少年時代から特殊窃盗や強盗を繰り返し、たびたび有罪判決を受けて収監されていたことが関係者への取材でわかった。
男は8日午後10時52分ごろ、同区のコンビニで30代の店員を刺殺。同11時58分ごろ、区内のマンション近くで着けていた電子足輪を壊し、近くの交差点からタクシーに乗って逃げている。
電子足輪は2014年7月に仁川市富平(プピョン)区の中古品ショップで40代女性経営者を凶器で刺し、現金80万ウォンを奪った強盗傷害事件で懲役7年、電子足輪10年の判決を受け、装着していたものだった。
法曹関係者によると、男は少年時代、バイクを盗んだ窃盗などの罪で保護処分を受けたのをはじめ、何度も特殊窃盗の疑いで逮捕され、少年院に入った。
2011年には少年院を出て1カ月後に特殊強盗など5件の事件に関与した。同年7月に裁判所から懲役3年6カ月の判決を受けた。足輪装着を命じられた強盗傷害事件は2014年5月に仮釈放されてすぐに起こしていた。
仁川保護観察所は100人余りの職員を投入し、警察と男の行方を追っている。
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