2026 年 2月 24日 (火)
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韓国ゲーム業界で契約対立が表面化…開発会社とパブリッシャー紛争で決済停止も

ウェブゼン提供(c)news1

韓国のゲーム業界で、開発会社とパブリッシャー(配給会社)間の対立や資金難を背景に、リリース直後にサービスが混乱・中断する事例が相次いでいる。企業間の紛争や意思疎通の不全がサービス停止へと発展し、その影響がユーザーに及ぶ構図だ。

業界によると、『ドラゴンソード』の開発元であるハウンド13は最近、パブリッシャーのウェブゼンに対し、パブリッシング契約の解除を通知した。

双方は契約解除の責任の所在を巡り、激しい主張を続けている。ハウンド13側は、ウェブゼンによる残金未払いが資金悪化の決定的要因だと主張。さらにマーケティング不足により初期売り上げが期待を下回った点も、解除理由として挙げた。

これに対しウェブゼンは、プロジェクト継続のため、正式サービス後に支払う予定だったミニマムギャランティー(MG)の一部を2025年12月と2026年1月に前払いしたと反論した。「残金を全額支払っても安定的なサービス維持は不透明と判断した」と説明している。

また、開発会社の資金不足によるサービス中断を防ぐため、今後最低1年間の運営資金を先行投入する提案も示したと強調した。

しかしハウンド13は「追加投資の条件として、低価格での子会社化を求められた」と再反論。対立が激化する中、ウェブゼンは19日午後7時45分の告知以降、ゲーム内決済機能を全面停止した。リリース日から告知時点までの決済額は全額返金するとしている。

中小開発会社の資金難が、サービスの早期終了に直結した例もある。カカオゲームズがパブリッシングし、ピクセルトライブが開発した『ガディスオーダー』は、先月31日にサービスを終了した。

ピクセルトライブが資金難により追加アップデートが不可能だと通知してから約3カ月後の終了で、その後同社は2025年12月4日に破産した。

カカオゲームズはアップデート中止直後にインアプリ決済を停止し、有料アイテムの払い戻しを開始した。

ただ、決済額の返金が完全な被害回復を意味するわけではない。金銭的補償とは別に、ユーザーが費やした時間や努力は戻らないからだ。度重なるサービス早期終了が、ゲームエコシステムの基盤であるユーザーに実質的な損失を与えているとの指摘も出ている。

ゲーム利用者協会のイ・チョルウ会長は「利用者にとって、返金を受けたとしてもサービス終了そのものが回復不能な被害だ」と指摘した。

そのうえで「こうした被害を防ぐため、開発会社とパブリッシャーが文化体育観光省が推奨する標準契約書を現場で順守しているかどうかを点検する必要がある」と述べた。

(c)news1

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