2025 年 8月 27日 (水)
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韓国カカオトーク「メッセンジャーからSNSへ転換」…9月「Ifカカオ」で公開

カカオのチョン・シナ代表(c)news1

韓国のカカオトークがSNSへの転換を準備している。 アプリ滞在時間が徐々に減少している現状を打開するための戦略的選択だ。

カカオによると、9月開催される年次開発者カンファレンス「If(IF)カカオ」で新しいカカオトークが公開される。

カカオのチョン・シナ代表は第2四半期の業績発表カンファレンスコールで「カカオトークはもはや単なるメッセンジャーを超え、コンテンツ発見・探索、そして関係性に基づくソーシャル機能まで包括するプラットフォームへ進化していく」と語った。

すでにカカオトークは2023年から「ポン(Pung)」というサービスを通じて、インスタグラムのストーリー(24時間限定の投稿)に似た機能を導入している。

さらに今後は、友達タブを単なるリスト形式ではなく、日常を共有するフィード型に変更する方向だという。

カカオトークがこの大幅な変化を準備する背景には、滞在時間の減少がある。アプリ分析プラットフォーム「モバイルインデックス」によると、カカオトークの1人当たり月平均利用時間は2021年の800分から、今年7月には709分まで落ち込んだ。

一方、競合のインスタグラムは今年7月の1人当たり月平均利用時間が988.87分。2023年からカカオトークを上回って以降、その差は広がり続けている。

あるプラットフォーム業界関係者は「カカオトークの滞在時間が増えれば、広告やコマースなどさまざまな分野で収益を拡大できる。友達タブの改編によって広告手法が多様化する効果も期待できる」と語る。

(c)news1

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