韓国IT大手カカオ傘下の「カカオモビリティ」は30日からオーストラリア、台湾、中東などで「カカオタクシー(Kakao T)」の海外車両呼び出しサービスを開始する。来月にはモビリティプラットフォーム市場の本場である米国にも進出する。
海外車両呼び出しは「カカオT」アプリで海外現地の移動手段を呼び出すことができるサービスだ。現在、日本、東南アジア、欧州で運営されている。サービス利用可能地域は年内に米国を含め世界計37カ国・地域に増える。
まず、30日からカカオTの対象国にオーストラリア、台湾、アラブ首長国連邦、ヨルダン、クウェートの5カ国・地域を追加し、シルバートップ(オーストラリア)、ヨークシー(台湾)、カリム(中東地域)など現地の主要モビリティサービスと連携してタクシー、プレミアムセダン、中型SUVなどの現地車両呼び出しサービスを提供する。
また、9月に開催された技術カンファレンスネモ(NEMO)2023で発表したように、グローバルモビリティ仲介プラットフォームのスプリートパートナー会社である「リフト(Lyft)」と協力し、年内に米国でもサービスを開始する。
カカオモビリティのリュ・グンソン代表は「カカオT海外車両呼び出しサービスの拡大により、海外各地でも利用者の移動を支援できるようになった。また、海外車両呼び出しサービスだけでなく、さまざまなグローバル進出例を作ってより高度化した真のグローバルモビリティサービスを目指す」と述べた。
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