韓国の総合エンターテインメント企業「カカオエンターテインメント」が2025年2月にカカオ本社のある板橋(パンギョ)へ移転することが明らかになった。現在、ソウル・鍾閣(ジョンガク)のオフィスに拠点を置く同社は、主要系列会社が集結するパンギョHスクエアへの移転により、グループ間の相乗効果を強化する意向だ。
Hスクエアは、カカオVXやカカオエンタープライズなど、主要なカカオ系列会社が拠点を構える場所であり、すでにカカオ本社も同地区にある。
これまでカカオエンターテインメントの音楽・メディア部門は鍾閣オフィスで独自に業務を担っていたが、来年2月以降はすべての部門が板橋に集結する。この移転決定には、カカオグループ内の業務効率化と連携強化の狙いがあると見られる。
カカオエンターテインメントは、カカオページ、カカオM、メロンの3社が合併して誕生した企業で、現在もカカオページとメロン部門の人員は板橋を拠点としている。これにより、音楽・メディア部門の移転が完了すれば、同社全体の統合的な業務運営が可能となる。
今年初めには、カカオスタイルが同じHスクエアへ本社を移転しており、同様の効率化を目指した動きと考えられる。
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