2024 年 11月 22日 (金)
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韓国カカオ、定期決済型「寄付サービス」開始

カカオの「毎月寄付」(c)KOREA WAVE

韓国のネット大手「カカオ」は15日、社会貢献プラットフォーム「カカオのように価値」に関し、毎月定期的に寄付に参加できる「毎月寄付」をベータサービスとして開始したと明らかにした。利用者は後援したい分野の寄付項目と希望する寄付金額を選択することができる。

「毎月寄付」は「カカオのように価値」にある募金箱を通じた一度だけの寄付という形式からさらに進み、関心のある分野に一定金額を連続的に寄付するいわば「定期決済型寄付サービス」だ。

カカオは1月から2カ月間推進した「2024新年誓いチャレンジ」を通じ、利用者の関心のある寄付分野と希望寄付金額を分析。これを基盤にベータサービス期間中に運営する寄付項目を選定した。

寄付分野は環境、遺棄動物、青年、海外児童、国内児童や家庭、障害など。項目は計9つで▽ゼロウェイスト実践▽都市の中の植樹▽遺棄動物救助と保護▽遺棄動物の養子縁組文化定着▽自立準備の青年支援▽危機家庭の児童支援▽青年孤立克服支援――などだ。それぞれの項目に集まったお金はパートナー団体に寄付する。

寄付項目に悩む利用者は「毎月まんべんなく推薦寄付」を選択することも可能だ。「推薦寄付」を選ぶと、「カカオのように価値」が推薦する1項目に寄付金が渡る。各項目に対する寄付金額は3000ウォン(1ウォン=約0.11円)から最大100万ウォンまで9つの金額の中から選択できる。

「毎月寄付」に参加する利用者は「カカオのように価値」ホームページ上段の「毎月寄付」から申請する。寄付項目や金額を選択して決済すれば、翌月から同じ日に自動的に寄付が完了する。詳細内訳はマイメニュー内で確認できる。

カカオは「毎月寄付」ベータサービスの開始を記念し、利用者の「毎月の寄付」参加の最初の金額と同じ金額分を寄付する。利用者が選択した同じ項目に寄付し、カカオの今回の寄付枠は1億ウォンだ。この他に「毎月寄付」に参加する利用者を対象にメンバーシップを運営するなど、多様なサービスを展開する計画だ。

「カカオのように価値」チーム長のカン・スンウォン氏は「約5800万件の寄付を進めた『カカオのように価値』だが、さらに参加を希望する利用者のニーズを反映して『毎月寄付』を始めることにした。利用者のたゆまぬ応援と後援はパートナーの心強い土台になるだろうし、パートナーと利用者が、より良い世の中のために同じ目標と価値を分かち合う意味のあるサービスになるものと期待する」と話した。

(c)KOREA WAVE

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