
韓国の大手化粧品企業アモーレパシフィックグループが創立80周年を迎え、中長期的な成長戦略を発表した。
グループは9月4日、ソウル市龍山区の本社で開かれた創立記念式で、2035年までに売り上げ15兆ウォンを達成し、グローバルなビューティー&ウェルネス産業をリードするとのビジョンを示した。スローガンは「Create New Beauty」で、これを具体化するための5大戦略を策定した。
第一に「Everyone Global」戦略では韓国、北米、欧州、インド・中東、中国、日本・アジア太平洋を核心市場と位置づけ、集中育成する。第二の「Holistic」戦略では美の全領域を網羅する統合ポートフォリオを強化する。第三の「Ageless」戦略ではバイオ技術を基盤にした抗老化ソリューションを開発し、予防・遅延・改善の各分野で投資を拡大する。
さらに「AMORE Spark」戦略で協業型の組織革新を進め、商品開発プロセスを高度化する。最後に「AI First」戦略では全社的な人工知能活用を通じ、マーケティング、研究開発、生産、物流、営業に至るまで業務と顧客体験を刷新する。
アモーレパシフィックは1945年9月に創立。「美と健康で人類に貢献する」という創業理念のもと、グローバル市場でプレミアムスキンケア分野トップ3入りを目指し、海外売り上げ比率を70%まで高める計画だ。
ソ・ギョンベ(徐慶培)会長は「私たちは美を創造してきた“ビューティークリエイター”として、年齢や時間を超越した独自の美を世界に届ける」と強調。「今後10年間で売り上げ15兆ウォン規模のグローバル代表ビューティー&ウェルネス企業へ成長する」と述べた。
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