韓国でシルバー世代のユーチューブの利用が増えていることから、この世代を対象にしたユーチューバー育成支援プログラムが活発に進められている。
韓国言論振興財団の2021年の調査によると、60代のうちユーチューブアカウントを持っていると答えた割合は63.4%に達した。このうち、ユーチューブを1日1~2回利用すると答えた割合は83%で、50代(82.5%)を超えている。
アプリ分析サービス「モバイルインデックス」による今年9月の集計によると、ユーチューブを最も長く使うのは、10代男性(月平均45.2時間)で、これに60代男性(月平均32.1時間)が続いている。30代女性より利用時間が長く、高齢層がユーチューブ利用の主軸になっていることがわかる。
高齢者のユーチューブ利用が活発化していることにより、「1人メディア」としての役割も増えている。
こうした状況を受け、京義道(キョンギド)の「京畿デジタル学び場」は現在、道内に139の学習する場を運営している。シルバー世代のための写真・動画撮影に加え、編集・字幕挿入など、映像制作に関する授業も並行して進めている。
その中でも、映像編集授業はシニアの人気科目の一つだ。無料なうえ、シルバークリエイターがスターダムにのし上がる例が少なくないためだ。「京畿デジタル学び場」の運営事業団関係者は「デジタルの基礎を含め、多様なカリキュラムでデジタル教育を受ける機会を提供している」と話している。
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