黄色い花の髪飾りに「セーラームーン」の衣装をまとった黒毛の韓国犬「ジョンミ」がSNSで話題になっている。飼い主が黒毛の犬への偏見や立派すぎる体格への恐怖心を和らげようと、愛犬を可愛らしく見せて困難を乗り越えたことが注目を集めているのだ。
ジョンミは京畿道安養(キョンギド・アンヤン)に住む飼い主に育てられている。幼いころ、鉄工所でつながれた母犬が産んだ子犬の一匹だった。夫妻は保護したが、黒毛の大きな犬への偏見は根深かった。近所の散歩中に「危ないから口輪をしろ」と言われたり、小型犬を抱えて逃げたりする人もいた。
そこで夫妻は偏見を緩和しようと、ジョンミに可愛い服を着せたり髪飾りをつけたりする工夫を始めた。その結果、好意的な反応を示す人が増えたという。
ただし、黒い大型犬であることを理由にペット同伴施設での入場を拒否された経験もある。
夫妻はトレーニングを受けさせて性格の形成にも配慮した。おかげでジョンミは人懐っこく穏やかな性格な犬へと成長した。
夫妻は「ジョンミを通じて、黒毛の犬に対する誤解が解け、理解が広がることを願っている」と語っている。
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