2025 年 12月 24日 (水)
ホームライフスタイルビューティー韓国の高級ビューティー市場、百貨店から「自宅前配送」へ…30~40代女性が支える「ビューティカリー」

韓国の高級ビューティー市場、百貨店から「自宅前配送」へ…30~40代女性が支える「ビューティカリー」

カーリー提供(c)MONEYTODAY

韓国のEC企業カーリーが展開するビューティ専門モール「ビューティカーリー」が、高級化粧品ブランドの新たな販路として存在感を高めている。食品やファッション中心だったバーティカル(専門)モールからビューティ分野に拡張した結果、品質と成分に敏感な消費者からの信頼を獲得し、百貨店や大手ドラッグストアに代わる「自宅前で受け取ることができるラグジュアリービューティ」の場として注目されている。

ビューティカーリーの強みは、購買力のある30~40代女性顧客層の確保だ。これを背景に2024年の取引額は前年比23%増加、ラグジュアリービューティカテゴリーの成長率は約40%を記録した。2023年11月にはイタリアの高級化粧品ブランド「アルマーニビューティ」、2025年2月にはフランスの「エルメスパフューム&ビューティ」が相次いで入店した。

カーリーは「早朝配送」と固定顧客を武器に、百貨店や韓国の大手ドラッグストア「CJオリーブヤング」に先行して限定商品や新商品を展開している。ロレアルグループ傘下の「キール」は、2025年7月に新作洗顔料をカーリーで先行発売し、同年にはウルトラフェイシャルクリーム125ml限定版もカーリー独自デザインで投入した。

さらに、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)傘下の「メイクアップフォーエバー」も新規入店。大手ECクーパンの高級ライン「アルロックス」やCJオリーブヤングの「ロックスエディット」にも未入店の同ブランドは、カーリーでのライブ配信を準備している。

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