
韓国で、スリッパを履いた生徒に懲戒処分を科していた高校が、国家人権委員会の是正勧告を受けた後も、服装や頭髪規定違反に対する懲戒を続けていることが分かった。
人権委によると、この高校に通う生徒が「登下校時や校内でクロックスのようなスリッパを履いただけで懲戒対象になるのは過剰だ」と申し立てた。
これに対し人権委は、文書偽造や器物損壊、凶器所持といった重大な違反と、単なる服装規定違反を同一基準で処分するのは不当だと指摘し、制度の見直しを勧告した。
しかし学校側は「身だしなみ」規定を一部修正し、違反回数に応じて指導内容を段階的にするなどの対応を示したものの、最終的には懲戒手続きに付す仕組み自体は維持している。
このため人権委は、同校が勧告を全面的には受け入れていないと判断した。累積違反に応じて懲戒処分を科す構造が残っている点を問題視している。
人権委は、学校には生徒の人権を尊重し保護する責任があるとして、今回の事例を公表し、社会への注意喚起を進める方針だ。
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