身分証なしで銀行を訪問しても顔認証で本人確認できるサービスが、韓国で来年初めに導入される。金融事故を防止し、顧客の利便性を高めたい都市銀行でこのサービスが広がるか注目される。
IBK企業銀行が来年初め、顔認識技術と位置確認技術を活用した来店顧客確認サービスの提供を始める。
金融委員会はこのサービスを革新金融サービスに指定している。顧客が確認書類を提示しなくても、顔認証を活用して登録された実名確認証票と照合する仕組みだ。
これまで銀行と取引していた顧客なら、毎回身分証を提示しなくても取引できるようになる。
金融機関はこれまでも、静脈や虹彩といった生体情報を利用した本人認証を取り入れてきた。
ハナ銀行は昨年3月、AIとビッグデータを活用し、身分証の写真と顧客の顔を対照して本人かどうかを確認するサービスを導入しており、こちらも金融委員会から革新金融サービスに指定されている。
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