ソウル・明洞(ミョンドン)が今月9日の「ハングルの日」連休特需を享受し、活気を帯びた。エンデミック以後、明洞を訪れる外国人が増え、国内の客足まで続いて、明洞は新型コロナウイルス以前の姿を彷彿とさせた。
連休最終日の9日午後に訪れた明洞一帯。さまざまな国から来た外国人観光客で足の踏み場がなかった。街には昼間からリヤカーを引いた露天商が一列に並び、客迎えに奔走した。
明洞一帯には韓国人はほとんど見られないほど外国人訪問客の割合が高く、外国に来たような感じを漂わせた。
特にファッション売り場と韓国のおやつなどの売り場は外国人観光客の足が絶えなかった。
明洞入り口に位置する4階建てのナイキ明洞店の売り場は、東西を問わず外国人でにぎわっていた。自分だけのTシャツを作る「カスタム」体験ができる空間は、外国人が列に並んで待ったりもした。
友人2人と一緒に訪韓した20代の日本人観光客は「ティックトックによって韓国ナイキ売場(明洞店)にカスタム体験があるということを見て、あえて訪ねてきた」そうだ。
ナイキ売り場の職員は「今回の連休期間に普段に比べて3000人余り多くの顧客が訪れた」という。
昨年、中国で販売額1兆ウォン(約1100億円)を突破して突風を巻き起こしたファッションブランド「MLB」売場は、中国やアラブからの客で人気を集めた。
オリーブヤングも外国人観光客でにぎわっていた。売り場1階入口の片隅にはスーツケースを守りながら一行を待つ外国人観光客がぎっしりと並んでいた。彼らは主に男性で、妻やガールフレンドを待っているようだった。
オリーブヤングの職員らは、外国人観光客を応対するために休む暇がなかった。
韓国観光公社によると、8月の訪韓外来観光客は計108万9133人で、昨年同月より250.3%増えた。新型コロナウイルス以前の2019年同月と比べて69%水準の回復傾向を見せた。今年1~8月の累積外来観光客は655万2000人で、2019年同期比57%水準を回復した。
8月に最も多くの訪韓客を記録したのは日本(26万3000人)だった。中国(26万人)、亀尾州(22万5000人)、中東(19万4000人)、非中国中華圏(14万6000人)などの順だった。
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