2024 年 12月 22日 (日)
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韓国の農漁村、60代以上が71%…働く若者がいない

韓国忠清北道でたくあん用の大根を収穫する農業従事者(c)news1

韓国で農漁村の高齢化が進み、就業者数でも高齢者が大多数を占めている。高齢者が大部分の農漁村では雇用人材も減少し、供給が需要に大きく及ばずにいる。

統計庁と韓国農村経済研究院などによると、昨年の農林漁業就業者数は152万6000人で、このうち60代以上が71.0%で最も多く、続いて40~50代(22.2%)、30代以下(5.8%)の順だった。

60代以上は前年より7万8000人増え、就業者全体の中で比率が2.1ポイント上昇する一方、40~50代は2.5ポイント、30代以下は0.4ポイント、それぞれ下落した。

農林漁業就業者の高齢化は最近になって目立っている。高齢(60代以上)の農林漁業就業者数は2016年の806万人以後、増加傾向だが、30代以下の農林漁業就業者は2020年97万3000人、2021年91万人、2022年88万5000人と2年連続で減っている。40~50代も2019年の409万人以後、減り続け、昨年は354万人まで減少した。

農林漁業の雇用人材(賃金労働者)も減少傾向だ。昨年の農林漁業雇用人員は119万5000人で、前年(121万2000人)より1.5%減少した。

2010年以後、農林漁業雇用人材は2018年を除く残りのすべての年度で平均4万8000人減少している。

(c)news1

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