韓国で2023年の農家所得は5083万ウォン(1ウォン=約0.11円)で、前年比で10.1%増加したことが農林畜産食品省と統計庁などでわかった。農家所得が5000万ウォンを突破したのは初めて。
農業総収入から農業経営費を差し引いた農業所得は1114万ウォンで、17.5%増加した。農業総収入は3792万ウォンで、前年比で9.6%増えた。収穫期のコメ価格が20万ウォン以上に上昇したことも背景にある。
また、自然災害による収穫量損失を補償する災害保険金支給額が前年比で80%増加した。集中豪雨・台風被害などによる復旧費が従来の3倍の水準で支給され、農業雑収入が70%増えた。
また、政府が5万人の外国人労働者を割り当てたことや、農業用電気料金の分割引き上げなど、経営費負担の緩和に向けた政策支援も、農家所得の増加に影響したとみられる。
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