韓国では最近、セルフレジが多くなり、子どもにレジの練習をさせる保護者が増えている。後ろに行列ができていても、子どもがバーコードを見つけるまで保護者が手助けをしないばかりか、映像まで撮っているという。スーパー関係者が思い余って、オンラインコミュニティでこれに警鐘を鳴らしたところ、賛否両論が起きた。
投稿によると、インターネット上のショート動画で、買い物をしてレジを扱う子どもの映像がたびたび出ているという。投稿では「スーパーは子どもの教育場所ではない」「みなが利用する公共場所であり、働き口であり、営業場所だ。そういう行為が迷惑なのはご存じか」と指摘している。そのうえで「自分はスーパーの関係者だからか、後ろで待っているお客さんの姿が気になる」と訴えている。
これに対し、ネットユーザーの反応は賛否が交錯している。「子どもの教育であるゆえ厳しくすべきではない」という意見に対し、「他人に迷惑をかけてまで教育をする必要はない」という反論だ。
肯定的なネットユーザーは次のような意見を持つ。
「物事をすばやく処理できないお年寄りや子どもたちが居場所を失っている。世の中は、子どもたちが学びながら生きていく場所であるべきだ」
「われわれも幼いころ、親に“もやし買って来て”とかお使いを頼まれた。親に連れられてセルフレジのプロセスを学ばせてもおかしくはない」
否定的な人たちは次の見解だ。
「長い列ができているのに、親が子どもに教えながら映像を撮っているなら、それはイライラする」
「行列ができているのを、子どもは知らないかもしれないが、親は知っている。なぜ他人をイライラさせてまで、教育をする必要があるのか」
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