韓国で昨年、製造業就業者のうち60歳以上の高齢層が60万人に迫り、初めて20代以下の青年層を超えたことがわかった。また、これまで青年層で最も就業者が多かった製造業に代わり、昨年は宿泊・飲食店業が最多となった。
統計庁の経済活動人口調査によると、昨年の製造業就業者のうち60歳以上が前年より9.3%多い59万9000人だったのに対し、20代以下は前年より5.6%減の55万5000人だった。
製造業で60歳以上の就業者数が20代以下を超えたのは2014年に統計の取り方を改編してから初めて。60歳以上の製造業就業者は2014年の23万1000人から昨年は59万9000人に激増し、同期間に割合も5.2%から13.4%に大幅上昇した。
これに対し、同期間に30代は124万7000人から105万7000人へと19万人急減。40代は15万4000人減少、20代以下も7万人減った。
青年層が製造業の代わりに選んだのは「宿泊・飲食店業」だ。20代の宿泊・飲食店業就業者は明らかな増加傾向を見せており、2014年の40万2000人から昨年は57万4000人に増えた。
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