韓国の学生街に薬物を流通させたとして薬物管理法違反罪などに問われたグループのメンバーの多くが、首都圏の名門大学の学生であることがソウル南部地検などの調べでわかった。
調べでは、トップの30代前半の被告は延世(ヨンセ)大学を卒業し、現在は韓国科学技術院(KAIST)の大学院に在学しているという。
メンバーはソウル大学や高麗(コリョ)大学など13の名門大学に通う20代前半から半ばの学生300人余り。公式インスタグラムで会員を募集していた。
検察によると、グループは2021年に設立され、当初は名門大学の学生の親睦を図ることを目的としていた。被告自ら面接して会員を選抜していたという。
被告らは、会員を招待して飲酒しながら液状大麻を勧め、他にMDMAやLSD、ケタミンなどを服用できるようにしていた。
中毒になった会員にはテレグラムや暗号資産(仮想通貨)を通じて高価で薬物を販売する者もいて、2023年の1年間に暗号資産で取引した薬物の代金は少なくとも1200万ウォン(約126万円)に上るという。
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