2024 年 11月 24日 (日)
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韓国の若者はなぜ「ひきこもる」のか…英BBC「社会の高い期待と圧力」→自ら孤立を選ぶ

ソウル市鍾路区の政府ソウル庁舎で青年孤独死問題についての記者会見に臨む市民団体(c)news1

韓国の一部若者がなぜ「ひきこもり」になるのか――英BBC放送が最近、この現状を分析し、「若者らが社会からの高い期待に圧迫を感じ、自ら孤立している」と診断した。

BBCは、韓国の若者の多くが、社会の期待に応えられず、再起できず、完全に社会に背を向け、孤立する道を選んでいる、と伝えている。韓国政府は若者らが家から外に出るため毎月補助金を支給しているが、そもそも彼らが「孤立を選ぶ理由」はお金ではない、という事情があり、解決策になっていないとみる。

「ひきこもり」は、日本で1990年代、若年層に起きた深刻な社会からの離脱を説明するためにつくられた用語だ。韓国女性家族省はこの「隠遁型」青少年を「長い間、密閉された空間で生活し、外部から断絶され、正常な生活に相当な困難をきたす青少年」と定義している。

韓国保健社会研究院によると、韓国の19~39歳の成人の約34万人、つまりこの年齢層の3%がひきこもっているとみられる。

世界最低の出生率と生産性低下に苦しんでいる韓国で、ひきこもりは深刻な社会問題だ。BBCは、韓国政府が低所得層の9~24歳に毎月一定の生活費と補助金を支給しているものの、これでは若者のひきこもりは解消できないとみる。

ひきこもりだったある男性は「政府がなぜ、ひきこもりと財政状態を結びつけるのか疑問だ。すべての隠遁青年が経済的な困難に直面しているわけではない」と訴える。

BBCは「若い隠遁者は、社会的に成功できず、家族の期待に応えられなかったという強い思いがある。この点に羞恥心・恥辱を感じさせる韓国の文化が、若者に自身の問題を率直に語ることを難しくさせ、彼らを孤立させている」と強調する。

(c)news1

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