韓国で航空券の価格が高止まりしている。国際原油価格の上昇で燃油サーチャージが高くなり、旅行需要の増加で基本運賃も高くなったのが原因だ。
統計庁によると、今年8月の国際航空料物価指数は125.89だった。原油価格の上昇と運航減少が重なった昨年同月(141.25)よりは低いが、新型コロナウイルス禍前の2019年8月(108.14)より高い。
国際航空料物価指数は5月から3カ月連続で上がっており、原油価格の上昇が続いている上、旅行需要も増えていることから今後も指数の上昇が続くとみられる。
航空券の価格が高い第一の理由は燃油サーチャージの上昇にある。
航空燃料は灯油から生産される。9月現在の国際灯油価格は1バレル=123.09ドルで、昨年11月以来10カ月ぶりに120ドルを突破した。
国際線の燃油サーチャージはシンガポール航空燃料の価格に左右されるが、これが国際原油価格の影響で高くなっている。
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