韓国仁川(インチョン)の簡易宿泊施設で生活していた60代男性が同じ施設の住人2人に暴行したうえ、施設内で破壊行為や騒音問題を引き起こしていたことが明らかになった。JTBC「事件班長」が報じた。
それによると、男性は生活保護を受給しており、今年2月に入居。その半年後、他人の部屋に無断で侵入し、電気ヒーターや衣類を盗んだ。防犯カメラの映像にその様子が映っていたが、男性は「空き部屋だと思った」と主張。盗んだ物を返却しなかった。
翌月、被害者が共用キッチンで返却を求めた際には、暴力を振るって相手にけがをさせ、警察が駆け付ける事態になった。
その後も男性は別の住人を暴行する事件を起こし、こうした乱暴を経営者が証言したことへの報復として、夜間に壁をたたいて騒音を立てたり、共用洗濯室で小便をしたりする嫌がらせを続けた。経営者は「退去させたくても対処法がなく、不安だった」と訴えた。
男性は最終的に退去したが、経営者は器物損壊や業務妨害、暴行を受けた住人は窃盗や住居侵入の容疑で男性を告訴している。
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