韓国のSKテレコム、KT、LGユープラスの移動通信3社は25日、ドイツの車両メーカーBMWと発売する車両用5G料金制(5GコネクテッドカーeSIM料金制)の詳細を発表する。3社はこのほど、科学技術情報通信省にこの料金制を申告した。開通は来月初め以降になる見通し。
SKテレコムは月8800ウォン(1ウォン=約0.1円)・データ250MBと月4万9500ウォン・データ150GBなど2種▽KTは月9900ウォン・データ600MBと月1万9800ウォン・データ2.5GBの2種▽LGユープラスは月1万6500ウォン・データ3GBの1種――をそれぞれ発売する。いずれも同一名義の携帯電話の母回線のデータシェアリングが可能だ。
いわゆる「車輪付きスマホ」と呼ばれる「コネクテッドカー」市場が拡大。従来はB2B(企業間)で車両メーカーと通信会社が車両用通信料金を精算する方式だった。ただ、データ使用量が増えるにつれ、B2C(企業と消費者)、B2B2Cなど多様な形態で事業モデルが広がっている。
3社には一般消費者を対象にした特化料金制で市場開拓に乗り出す狙いがある。
KTはこのほど、コネクテッドカー料金制の発売計画を明らかにし、「新たな料金制に加入すれば車両が独立したスマート端末となり、通話・文字サービス、データ基盤のさまざまなエンターテインメントサービスが利用できる」と説明している。
(c)news1