2024 年 12月 27日 (金)
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韓国の現代・起亜自動車、米「最高価値EV」1~3位を席巻…第1四半期の販売量も56%増加

現代自動車のEV「アイオニック6」=現代自動車提供(c)news1

韓国の現代(ヒョンデ)自動車・起亜(キア)の電気自動車(EV)が米国で「最も価値のある新車」に選ばれた。EV専用プラットフォームE-GMPを適用した現代自動車のアイオニック6とアイオニック5、起亜自動車のEV6が1~3位を席巻した。

米国の有力自動車専門評価ウェブサイト「カーズドットコム」は16日(現地時間)、2024最高の価値車両(2024Best Value New Cars)を発表した。カーズドットコムは、EVをはじめ、スポーツ用多目的車(SUV)、ピックアップトラックなど、7つの部門に分けて最高の価値車両を選定した。選定基準は販売価格をはじめ、燃料効率性、利便性などだ。

現代自動車のアイオニック6は、EV部門の最高価値車両に選ばれた。カーズドットコムはアイオニック6について、1回の充電で361マイル(580㎞)走行が可能で、年間燃料費550ドルと紹介した。カーズドットコム側は、アイオニック6の広範囲な走行距離と革新的な技術は、消費者に驚くべき価値を提供すると評価した。

2~3位も現代自動車のアイオニック5と起亜EV6が選定され、EV部門は現代自動車グループのEVが席巻した。EVの他にも準中型車部門で起亜自動車のフォルテ(韓国名K3)とソウルが1~2位を占め、準中型SUV部門でもヴェニューが3位に選ばれた。このほか、現代自動車のツーソン(コンパクトSUV2位)、サンタクルーズ(小型ピックアップ2位)なども名を連ねた。

現代自動車・起亜自動車は信頼できる評価結果を基に、米国市場での販売拡大を続ける。特にEV部門を席巻しただけに、米国のEV市場でシェアを伸ばしていくという目標だ。

米国の自動車市場調査機関「コックスオートモーティブ」によると、今年第1四半期(1~3月)の現代自動車(ジェネシスを含む)・起亜自動車のEV販売台数は2万2936台で、前年同期の1万4691台より56.1%増加した。

ブランド別の販売台数は、現代自動車が1万2290台、起亜自動車が9654台、ジェネシスが992台だ。1年前よりそれぞれ57.1%、62.8%、5.9%増えた。市場シェアも現代自動車が4.5%、起亜自動車が3.5%、ジェネシスが0.4%で、合計8.4%だった。

現代自動車米国販売法人のリッキー・ラオ製品企画ディレクターは「EVに関心がある顧客の参入障壁を下げることが最優先課題の一つだ。電動化のための目標達成に役立ち、最高の価値ある自動車に選ばれたことも、その効果の証拠」と述べた。

(c)news1

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