
韓国の現代自動車と起亜が、合算売上高300兆ウォン時代を切り開いた。電気自動車需要の一時的停滞が続く中でも、ハイブリッド車やSUV、ジェネシスといった高収益車種に販売を集中し、過去最高水準の売り上げを確保した。一方、米国発の関税負担が本格化し、営業利益は前年から2割超減少した。
現代自動車は2025年の売上高が186兆2544億ウォン、営業利益が11兆4678億ウォンだったと29日発表した。売上高は前年より6.3%増で過去最高。起亜も売上高114兆1409億ウォンと過去最高を更新した。両社合算の売上高は300兆3953億ウォンに達し、初の300兆ウォン突破となった。
ただし利益面では逆風が強かった。現代自動車の営業利益は前年比19.5%減、起亜は28.3%減。合算営業利益は20兆5459億ウォンと23.6%落ち込んだ。主因は米国の関税で、両社合計の損失は約7兆2000億ウォンに上る。関税がなければ、合算営業利益は27兆ウォン超と推計される。
販売台数は堅調だった。両社の世界販売は727万4262台。現代自動車は413万8389台と微減だったが、米国の年間卸売販売が初めて100万台を突破。起亜は313万5873台と1.5%増で過去最高を記録した。SUVやハイブリッド、電動化車の拡充、為替効果も売り上げ拡大に寄与した。
2026年の世界販売目標は750万8000台。市場別に車種・パワートレインを最適化する「市場適合型戦略」で拡販を狙う。ただ、米国の関税負担は当面続く見通しで、今年も前年並みの影響が想定される。
将来競争力の確保に向けた投資は減速しない。現代自動車はHEVやEREVなどの環境対応車、ソフトウェア定義車両(SDV)、自動運転・AIの中核技術に2026年、計17兆8000億ウォンを投じる。CESで披露した次世代ロボットや自動運転の実証も進め、投資効率を高めながら中長期の成長モメンタムを維持するとしている。
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