無人売り場を対象とした窃盗が最も頻繁な時間帯は、人通りの少ない休日深夜時間――こんな傾向が韓国の総合セキュリティーソリューション「エスワン犯罪予防研究所」の分析で明らかになった。秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句、今年は9月29日)連休を控え、犯罪被害に向けて警告を発した形だ。
同研究所は2019年から今年6月までの4年6カ月間、無人売り場窃盗犯罪動向を分析した。その結果、犯罪発生は日曜日が24%で最も高く、土曜日を含めた休日は34%だった。
時間帯は午前0~6時の深夜時間で61%だった。これに午前の時間帯(午前6~12時)が27%で続いた。
無人売り場窃盗犯罪のもう一つの特徴は未成年窃盗犯が多いという点だ。年代別の割合を調べれば、10代が52%で過半数を占める。これに20代36%、30代7%、40代5%が続いた。
無人売り場の窃盗は現金を狙う割合が91%と高く、キオスクを壊して現金を引き出している。キオスク(無人注文機)または硬貨交換機を丸ごと持って逃走するケースも全体の9%を占めた。
エスワンは「無人売り場の店主は長い連休期間を控えて窃盗犯罪が発生しないよう先端保安ソリューションを設置したり、頻繁に売り場を見回るなど格別な注意を傾けなければならない」と警告している。
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