新型コロナウイルス感染パンデミックで存廃の岐路に立っていた韓国映画産業に復活の兆しがみえてきた。ソーシャルディスタンスが本格的に解除された5~6月、映画の売上高が2004年以後、歴代最高を記録した。夏のピーク期に合わせて期待作が相次いで公開される予定であり、週末の劇場街は当面、観客でにぎわいそうだ。
映画振興委員会の「2022年上半期韓国映画産業決算」によると、上半期の総売上高は4529億ウォンで、前年同期(2666億ウォン)比143.1%増加した。全体の観客数は4494万人で、過去最低を記録した昨年上半期(2492万人)の2倍近く増えた。
特に5月と6月の観客・売上増加傾向が爆発的だ。売上高はそれぞれ1507億ウォン(前年同月比267.0%増)と1582億ウォン(同236.3%増)だった。いずれも映画産業の全盛期を走っていた新型コロナ直前の売上高を軽く上回り、月別歴代最高を記録した。5~6月に動員した観客数だけで3002万人で、上半期における観客全体の67%に達した。
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