2026 年 1月 22日 (木)
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韓国の新興宗教で100億ウォン台横領…組織的関与を把握、合同捜査本部が捜査拡大も

新興宗教「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」(新天地)元総会総務の横領疑惑に関する内部告発文書の写し(c)news1

韓国の新興宗教「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」(新天地)内部で浮上した100億ウォン(約11億円)台の横領疑惑について、前職の高位幹部による個人的逸脱ではなく、幹部級が関与した組織的犯行とみられる情況を、検察・警察の合同捜査本部が把握した。横領資金が政界に不正な政治資金として流入した可能性も視野に、捜査を進めているという。

news1が入手した、コ・ドンアン元総会総務の横領疑惑を告発した68ページの内部報告書によると、コ・ドンアン氏のほか、元総会伝道部長、元総会神学部長の計3人が共犯として名指しされた。3人は2017年9月から2020年7月までの約2年11カ月間、「教祖であるイ・マンヒ総会長の指示または承認を受けた」として、12支派の院長らから計113億ウォン余りを拠出させ、私的に流用したとされる。

「新天地ナンバー2」と呼ばれ、政教癒着のキーパーソンとみられてきたコ・ドンアン氏は、最も多い106億9000万ウォンを広報費などの名目で横領したと記載されている。このうち約10億ウォンは、本人、父親、配偶者のカン氏の3つの個人口座に振り込まれ、使用された疑いがある。

別の内部文書には、元総会神学部長が2020年3~7月に法務後援費などの名目で3回にわたり計5億8000万ウォンを受け取ったこと、元総会伝道部長も2020年8月、当時の総会総務代行の肩書で個人後援金を集めていたことが記されている。

コ・ドンアン氏は昨年、特定経済犯罪加重処罰法違反(詐欺、横領)などの容疑で警察に告発され、召喚調査を受けた。疑惑が表面化した同年3月、教団から除名処分を受けている。

合同捜査本部は、コ・ドンアン氏が第20代大統領選の過程で外交政策部長として対外業務を担い、信徒に特定政党への入党を主導するなど、政教癒着の結節点を果たしたと疑っている。捜査当局は、入手した報告書を基に、横領資金が不正な政治資金として使われたかどうかを含め、全体像の検証を進めている。

(c)news1

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