韓国の500カ所の小中高の教師1139人に「授業でのデジタル機器」について尋ねたところ、80.6%が「活用が必要だ」と答えた。韓国教育学術情報院(KERIS)の依頼を受け、ソウル教育大学のシン・スンギ教授ら研究チームが調査をした。デジタル機器が必要だという認識は小学校85.1%、中学校79.3%、高校77.7%の順に高かった。
これに対し、KERISの「2022年教育情報化白書」によると、昨年9月現在、生徒たちへのデジタル機器普及は1人当たり0.34台にとどまっている。生徒2人に1台もない状況だ。普及率は高校0.38台、中学校0.32台、小学校0.33台の順に高かった。デジタル機器が必要だという教師たちの認識と、実際の普及状況に差が生じている。
半面、教師が保有しているデジタル機器は1人当たり1.97台で2台のレベルに迫った。教師は機器を平均2台ずつ持っているのに、生徒たちは1人当たり0.3台に過ぎない状況なのだ。
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