2025 年 4月 2日 (水)
ホーム社会韓国の平均寿命83.5年でOECD5位…喫煙・飲酒は増加、健康習慣は悪化傾向

韓国の平均寿命83.5年でOECD5位…喫煙・飲酒は増加、健康習慣は悪化傾向

京畿道水原市の保健所でインフルエンザ予防接種を受ける高齢者(c)news1

韓国の平均寿命は2023年時点で83.5年と、前年(82.7年)より0.8年延びて経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で5位となったことが統計庁の「2024年韓国の社会指標」(3月25日発表)でわかった。一方で、喫煙率や飲酒率が上昇し、運動や食生活といった健康習慣は後退している。

平均寿命は2000年(76.0年)以降、年々上昇を続けていたが、2022年に一度減少(83.6年→82.7年)した後、再び増加に転じた。男女差は縮小傾向にあり、2000年には7.4年あったが、2022・2023年はともに5.8年差となっている。

韓国の平均寿命83.5年はOECD平均(81.0年)より2.5年長い。

一方、2024年の人口1000人あたりの死亡率は7.0人で、前年(6.9人)よりわずかに上昇。これは1984年(5.9人)以来2番目に高い水準となった。

2023年の死因1位はがんで、人口10万人あたり166.7人が死亡。次いで心疾患(64.8人)、肺炎(57.5人)と続いた。アルツハイマー病による死亡率は10万人あたり21.7人で、2000年(0.3人)と比べて72倍以上に増加。がんの有病率は10万人あたり1953人と、前年(1876人)より増加。2007年以降、右肩上がりの傾向が続いている。

また、2023年時点での高血圧(28.6%)、糖尿病(13.2%)、肥満(37.1%)の有病率も、2013年に比べそれぞれ3.3ポイント、1.3ポイント、4.6ポイント上昇した。

一方、自身を「健康」と認識する13歳以上の国民の割合は53.8%で、前年より0.7ポイント増加し、2016年以降上昇傾向にある。

(c)news1

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