
韓国・国家データ庁によると、2024年に生まれた韓国人の平均寿命は83.7年で、前年より0.2年延び過去最高を記録した。男性は80.8年、女性は86.6年で、男女差は5.8年。1985年の8.6年から差は縮小傾向にある。
平均寿命は延びた一方で、病気や障害がない「健康寿命」は男性64.6年、女性66.4年と、前年からそれぞれ0.5年、0.2年短縮した。これは医療機関の利用が増え、軽度の症状でも受診する人が多くなったことが影響したと分析されている。
健康寿命の割合は男性で79.9%、女性で76.7%と、それぞれ前年より1.6ポイント、1.1ポイント低下した。
2024年に生まれた子どもの主な死因はがん(19.5%)、肺炎(10.2%)、心疾患(10.0%)、脳血管疾患(6.9%)。がんによる死亡をなくせば平均寿命は3.3年延びるとされる。
韓国の平均寿命はOECD平均より男性で2.3年、女性で2.9年長く、差は拡大した。最長は男性がスイス(82.4年)、女性は日本(87.1年)で、韓国はそれぞれ1.6年、0.5年下回っている。
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