2024 年 10月 18日 (金)
ホーム社会韓国の島でネズミを捕まえていた野良猫たち、「絶滅危惧種を脅かす」と“島外追放”

韓国の島でネズミを捕まえていた野良猫たち、「絶滅危惧種を脅かす」と“島外追放”

2月27日、エサを食べる馬羅島の猫(c)news1

韓国済州道(チェジュド)の馬羅島(マラド)で、島に住む野良猫が、天然記念物で絶滅危惧種のカンムリウミスズメのような渡り鳥を脅かすという理由で、島の外に送り出される作業が2月27日に始まった。

馬羅島は済州島から南に11km離れた場所にある。天然保護区域で、天然記念物のカンムリウミスズメ、オオミズナギドリなど主な渡り鳥の中間寄着地であり、繁殖地として有名だ。絶滅危機種であるカンムリウミスズメの場合、世界的に4000~6000羽しか残っていないと推定されている。

一方で、馬羅島には住民たちがネズミ撲滅のために持ち込んできた猫が繁殖している。渡り鳥など鳥類を食べるようになり、韓国国内の生態学者らが猫の繁殖に懸念を表明していた。

世界遺産本部は、野良猫や去勢されていない猫を重点的に搬出することを決めた。現在、馬羅島にいる猫は60~100匹程度と推定されている。今回の搬出作業対象は飼い猫は対象外だ。搬出された猫を世界遺産本部が保護することでまとまっている。

(c)MONEYTODAY

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