韓国・光州(クァンジュ)高裁は10月26日、児童虐待で告訴された光州の小学校教師と校長を嫌疑なしとした光州高検の処分に対し「法的問題はない」と判断した。保護者が処分を不服として起こした裁定申請を棄却した。
教師は昨年4月12日、教室で友達とけんかする児童を止める際に机を倒し、告訴された。
警察は教師の行動のうち「机を倒した行為」「反省文を破った行為」が情緒的虐待に当たるとみて検察に送致した。反省文には「先生が憎くて友達も嫌だ」などと書かれていた。
光州地検は、嫌疑なしの処分を下したが、保護者が光州高検に抗告。高検も嫌疑なしの処分を下していた。保護者はこれを不服としてに裁定申請を出した。
保護者は教師と校長を相手取り、慰謝料3279万ウォン(約362万円)を求める民事訴訟を起こしていたが、これも棄却された。
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