2025 年 1月 3日 (金)
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韓国の家計・企業負債13四半期連続「赤信号」…日本除けば債務・GDPギャップ最高

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負債危険指標である「債務・GDPギャップ」について、韓国が今年第2四半期にも世界2位から抜け出せなかったことが調査でわかった。この指標は13四半期連続で赤信号が灯った状態だ。

民間負債が高金利の中でもなかなかブレーキを踏まない状況と分析される。金利引き上げに比べ負債削減速度が世界的に遅いのではないかという指摘が出た理由だ。

国際決済銀行(BIS)によると、今年第2四半期末、韓国の債務・GDPギャップは12.1ポイントを記録した。

債務・GDPギャップは、家計・企業負債を合わせた民間負債の、国内総生産(GDP)に対する比率が、長期的なトレンドからどれだけ外れているかを示す指標だ。

日本(16.5ポイント)を除けば、44の調査対象国の中で最も高い水準だ。韓国は昨年第3四半期から4四半期連続で2位の座に留まっている。

韓国の債務・GDPギャップは2021年第1四半期(17.3ポイント)は世界9位だったが、2021年第2四半期(17.1ポイント)5位に上がり、2021年第4四半期(16.6ポイント)3位に上がった。

債務・GDPギャップ自体は着実に縮小されているが、他国の負債危険指標が緩和されたことに比べ、速度が非常に遅い状況と分析される。

例えば、2021年第1四半期に圧倒的な1位(35.2ポイント)だった香港は債務・GDPギャップが急激に減り、今年第2四半期マイナス(-)10.8ポイントを記録した。スイスも同期間28.7ポイントから-1.2ポイントに債務・GDPギャップが急速に縮小され、タイは25.5ポイントから9ポイントに減った。

このほか、フランス(20.8→-11.9ポイント)、マレーシア(18.5→-8.8ポイント)、ノルウェー(18.3→-46.3ポイント)、サウジアラビア(17.8→-0.7ポイント)など、2021年初めまでは韓国より高かった大多数の国がブレーキをかけ、今年第2四半期には韓国より縮小する様相だ。

その上、第2四半期の韓国の債務・GDPギャップは10ポイントを越え、過去BISが「警報」段階に分類した範疇に属した。

BISは2016年の債務・GDPギャップを基準に国別民間信用危険の累積程度を評価し債務・GDPギャップ10ポイント超過を危険段階に分類した。債務・GDPギャップ2ポイント以上10ポイント以下は注意すべき段階と見た。

今年第2四半期基準で韓国と日本を除けば債務・GDPギャップが警報水準の国は存在しない。

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