韓国で孤独死が年々増加している。保健福祉省の資料などによると、推定件数は2021年で計3159人に上った。
2012年に1025人だったのが年々増加し、2017年には2008人、2020年には3052人と初めて3000人を超えた。
単身世帯の増加と新型コロナウイルス感染による社会的な交流の萎縮などもあいまって、死角地帯が拡大していると分析される。
年齢別には40歳未満の青年孤独死は、2017年の63人から2020年には102人と急増し、2021年は66人に減少している。韓国社会の青年層の社会的断絶と、これによる孤独死が深刻な状態であることがわかる。
性別では2021年の3159人のうち男性2403人、女性662人、性別不明94人。男性が女性より3.6倍以上多かった。
地域別ではソウル(759人)と京畿(743人)が全体の半数近くを占めた。
©NEWSIS