2025 年 6月 18日 (水)
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韓国の女子大、前ファーストレディーの修士学位取り消しへ…学則改正、別の大学も博士学位取り消し準備

キム・ゴニ(金建希)氏(c)NEWSIS

韓国の私立大学・淑明女子大学は、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏の修士学位を取り消すことが可能となるよう、学則の改正を完了した。キム・ゴニ氏の博士学位を授与した国民大学も取り消し手続きに着手する方針を明らかにした。

淑明女子大は6月16日午前、大学評議会を開き、「学位授与の取り消し」に関する第25条の2を改正する案を確定した。今回の改正により、「重大かつ明白な不正行為で研究倫理を著しく損なった場合」、過去に授与された学位であっても取り消しの対象とすることが可能となった。

従来の規定では、2015年6月13日以降に授与された学位のみが取り消しの対象であり、それ以前に取得したキム・ゴニ氏の学位は対象外だった。しかし今回の改正により、附則にさかのぼり適用の明文化が盛り込まれたことで、キム・ゴニ氏の修士学位も取り消しが可能となった。

淑明女子大の研究倫理誠実性委員会は、キム・ゴニ氏の論文を「盗作」と結論付けており、今後その処分内容を大学総長に報告する。大学関係者は「委員会の日程はまだ決まっていないが、できるだけ早く開催する」と述べている。

一方、キム・ゴニ氏が博士課程を修了した国民大学も、淑明女子大の修士学位が取り消された場合、それに応じて博士学位の取り消し手続きに入ると発表した。国民大学の関係者は「すでに法的助言も受けており、必要な準備は整えてある」と説明している。

(c)NEWSIS

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